原作=工藤直子

■総合監修[創作]=吉岡陽子  ■演出=田村安都子





ねこはしる 著者:工藤直子
1935年11月2日、台湾に生まれる。お茶の水大学中国文学卒。詩人 ・童話作家。
博報堂入社後、女性初のコピーラーターとしても活躍し、現在はフリー。
子どもの感覚や心、生きものたち気配、自然風景などの詩や童話、絵本、エッセイ等を書きつづけている。
・1993 少年詩集『てつがくのライオン』日本児童文学者協会新人賞受賞
・1985 『ともだちは海のにおい』サンケイ児童出版文化賞受賞
・1985 『ともだちは緑のにおい』芸術選奨文部大臣新人賞受賞

 ■プロスタッフ

照明:佐久間巨照
装置監修:ヤマトタケル
衣装:「芝居工房つる家」衣裳部・河西徳子
 ■ボランティアスタッフ

作品アドバイザー:岸野智子、丸井恭子、渡瀬光江
舞台装置協力:有限会社「甘藍舎」 / 山増智子
「芝居工房つる家」事務局長:藤村学

ランは 今年生まれたばかりの子猫です
ランは 内気な猫でした          
動作がゆっくりで なにをやってもビリになります
お母さん猫は心配です

ある日
小さな池の 小さな魚と友達になりました

春から夏へ 夏から秋へ‥‥
ランは 魚といっしょに         
うたうような おどるような日々をすごし
いまでは 黒くつやつやの若者になりました

春‥‥夏‥‥秋‥‥
その楽しい日々は 冬まではつづきませんでした
ほかの猫が ついに魚を見つけてしまったのです

お母さん猫は 子猫たちの 最後の訓練として
「魚とり競争」をおこなうことにしました     

ランは もうどうしていいかわかりません
ただ ただ 頭がかっとして 胸がつまるばかりです

魚はじぶんの決意をランにつげました

「‥‥たべられるなら ラン   
きみに たべられたいんだ‥‥」

ランは あとずさりしました     


「ねこはしる」は「飾らないことば」が呼吸をしている
詩人・童話作家の工藤直子さんの“詩ものがたり”です。

お話は私たちの心のアンテナに触れました。
私たちをやさしい気持ちにしてくれました。
元気にもしてくれました。

なぜでしょう?

“目に見えない時間って大切だよ”と
飾らない言葉が優しく微笑むからでしょう。

私たちは「ねこはしる」を演劇にしました。

御観劇くださいました皆様が優しい気持ちに包まれて
お隣にいる誰かさんと フフッの空気が揺れることを願っています。



演出・監修・音楽

演出:田村安都子(たむらあつこ)

鹿児島県出身。
旅芸人の母の影響を受け、日舞・邦楽三昧線の幼少時代を過こす。
劇団ひまわり俳優養成所を経て正劇団員。
2003年2月ツルサンズカンパニーを主宰。
現在"表現遊びワークショッブ””ボイストレーニングワークショップ"の講師として全国で活躍。
"芝居づくり"(舞台発表)の劇作・構成・演出・振り付けも手掛ける。

総合監修(創作):吉岡陽子(よしおかようこ〉

創作舞踊館DIG(ディグ)・モダンダンスパレット代表。
社団法人現代舞踊協会事務局次長。
1959年よりモダンダンスを始める。
民族舞踊をも探求しソロリサイタル等の活動を展開。
”ソウル・オブ・ジャパン"アメリ力公演に参加。
現在は「劇団風の子」「国際児童演劇研究所」「NPO法人東京シューレ」にて"心と身体のリズム"
”ダンズ”授業の講師。
毎年全国各地で文化庁主催『本物の舞台芸術体験事業モダンダンス公演』のバックステージ解説を担当。
『学校教育の正課に舞踊と演劇を!』の推進運動に参加し子ども達の”豊かな感性を育む環境づくり"を実践。




音楽・音響:飯田宏(いいだひろし)

武蔵野音楽大学にて「音楽学」「作曲」を学ぶ。
現在は施設に勤務し週2回音楽セッションを行い独自の音楽世界を開拓しつづけている。






出演者

田村耕一(たむらこういち)

鳥取県出身。
中学で器械体操に出会い、早稲田大学ではオリンピックを目指す。
劇団ひまわり俳優養成所を経て正劇団員。
海外公漢にも参加。
2004年4月よりツルサンズカンパニー『芝居工房つる家』座長として在籍し、演出も手がける。
『こころのキャッチボール』という子どもから大人までの”表現遊ぴ”から”表現・舞台づくりワークショップ"の講師、また『体技・擬闘・殺陣』身体表現の講師として全国で指導にあたる。
ミュージックワークショップバンド、『THEV;Fs』(ザ・ファイヴ・フォー)のベーシスト。
原田オフィス(代表 原田英二〉にも所属し、CM・TV・映画に出演。
財団法人日本俳優連盟会員、社団法人日本芸能実演家団体協議会会員。

山口泰央(やまぐちやすお)

東京都出身。
陸上競技に明け薯れる学生生活を過す。
劇団ひまわり俳優養成所経て、正劇団員として在籍。
1987年には、影絵劇団へ客演し中国公演にも参加。
脚本家として幅広く作晶を手がけ数多くの作品が全国で上演されている。
2004年11月新風舎より初エッセイ「やまぐちやすお、はじめました」発刊。
全国書店にて絶賛発売中。

鈴木優子(すずぎゆうこ〉

福島県出身。
歌う喜びに目覚め上京。
武蔵野音楽大学声楽科卒業。
声楽を小田清氏に師事。
現在、小田健也氏主宰の「ユー企画」所属。
数多くの作品やコンサートに主演し海外公演にも参加。




2005年1月16日(日)
入間市産業文化センター
「ドラマフェスタ in 入間」特別参加

アンケート集計

・今回、みんなで「ねこはしる」の舞台を初めて鑑賞させてもらいました。とても面白かったです。               
(東京都青梅市通所施設利用者 男性)
・子ども達の笑い声、沈黙、静かに聞き入る様子で、だんだん集中していく様が伝わってきました。構成が、猫と魚をとりまく生態系、静物、全てにわたって考えをめぐらせることで私の気持ちも広がっていくのを感じました。良かったです。ありがとう。感謝です。 
(東京都八王子市文化教育団体会員 女性)
・ まるで絵本を読んでいるようなテンポの良い展開に楽しく見れました。また自然、動物などを人の体で表現する事はむずかしいと思うのですが、わかりやすかったんです。音、体での表現が一体となっている事で時間を忘れ見れたと思います。
(埼玉県入間市文化団体非営利組織会員 女性)
・ 思いの他、わが子ども(小1、小5)が集中して観ていたのに驚きました。
(埼玉県入間市文化団体非営利組織会員 女性)
・短い時間の中に簡潔に“命”というテーマをまとめたと思います。人は何かをいつか振り切る事も必要。涙。
(埼玉県所沢市 女性〔母親〕)
・大変素晴らしかった。感動しました。 
(東京都上石神井教員 男性)
・ いつもありがとうございます。夢、希望、命、癒し・・・、胸の奥にズシンと、でも優しくつきささる気がします。ありがとうございます。
(埼玉県所沢市児童民生委員 女性)
・ 素晴らしい芝居でしたね。小学生に是非観て欲しいと感じました。
(埼玉県入間市創造文化施設職員 女性)
・ 感動いっぱい!観劇いっぱい!どうもありがとうございます。いのち、我が子が生れる時、生れる前の心音が心の中に響きました。
(埼玉県狭山市文化団体連盟会員 男性)
・とてもシンプルな舞台なのにあたたかい雰囲気がしました。楽しくあっという間の一時間でした。
(埼玉県所沢市ピアノ教室指導者 女性)
・ 素晴らしかったです。何も衣装や装置がないのに、本当に野原の情景が思い浮かびました。特に魚が本当の魚に見えました。あと、アリ(笑)。お話もじーんときました。単純なストーリーなのに人生のとても深い何か(生き方とか)を伝えられているような気がしました。ありがとうございました!!また、みたいです。
(東京都武蔵野市舞台衣装デザイナー 女性)
・埼玉は芸術が結構盛んなんですね。驚きました。田村さん、山口さんお疲れ様でした。田村さんのチャーミングらしさ、山口さんの情熱のあつさなど、ひしひし感じてしまいました。私もおかげ様で胸が熱くなりました。今後も活動が頑張って下さい。応援しております。 
(愛川欽也事務所マネージャー 男性)
・たくさんの自然、生き物になっていてすごかったです。耕一さんのキャラはやはり好きです。歌もすごくよかったです。体の動きがかっこよかったです。次回も頑張って下さい。 
(埼玉県所沢市私立芸術総合高校演劇科2年 男性)
・ 耕一さんの素敵な笑顔の間が好きです。ターマソングが心に残りました。ネコの動きを見てて、あ、ネコだ、って思いました。(私、ネコ好きなので) ゆったりとした流れを、楽しませていただきました。ありがとうございました。
(埼玉県所沢市私立芸術総合高校演劇科2年 女性)
・ 感動しました。一体になるためにしっかりと食べてほしいと魚を、言い、受けとめる所。身体の動きがとても説得力ある表現方法。コミュニケーション力を持っていることに気がつきました。そのところで子どもの反応も大きかったと思います。
(東京都八王子市小学校教員 男性)
・おもしろかったです。
(埼玉県所沢市小学6年 女性)
・ 次は大人向けの芝居の案内をお知らせ下さい。
(埼玉県入間市文化団体非営利組織会員 女性)
・おもしろかった。またみたい。       
(埼玉県入間市小学2年 女性)
・ とても楽しかったです。きれいな世界を見たな〜と思いました。耕一さんがおもしろかったです。ねこの、鈴木さんはすごくきれいで、ずっと、見ていたいと思いました。魚の山口さんは、本当に魚に見えて、座ってひらひらしているポーズがおもしろくて、好きでした。本当に舞台の上の全部がきれいだと思いました。ありがとうございました!
(埼玉県所沢市私立芸術総合高校演劇科2年 女性)
・ 始めてみたような作品でとても感動しました。すべての表現がとけあって、それが自然に感じ伝わって、何とも、居心地良く過ごさせて頂きました。出演者の身体がとても軽くリズミカルで終わる頃には、こちらもそんな風になったようでした。また、音楽というか、音も、作品を通して楽しめて、まさに、音楽という感じ。舞台が本島に池の中の水の景色や草原や太陽の光がみえました。ぜいたくな絵本をみさせてもらったようです。
(埼玉県入間市文化団体非営利組織会員 女性)
・ 田村さんの芸(?)達者に驚きました。ラン(猫)と魚との友情に心打たれました。幻想的な世界を堪能させてもらいました。
(埼玉県入間市公共施設〔公民館〕職員 男性)
・楽しくみせていただきました。一つの作品をつくる事は大変だと思いますが頑張って下さい。 
(東京都練馬区教員 男性)
・ 頭で観るというより、心で観られた劇でした。表現方法も多彩で、こういう劇もあるんだな〜と思いました。素敵なものが観れて嬉しかったです。原作も読みたくなりました。
(埼玉県所沢市学生 女性)
・ちょ〜おもしろかったです。 
(埼玉県入間市小学2年 女性)
・ たのしかったです。ねこが魚をつかまえているときが すごかったです。
(埼玉県入間市小学5年 男性)
・ 後半のテンポ良かった。
(埼玉県入間市文化団体非営利組織会員 女性)
・ 魚がとてもよかった。 
(埼玉県入間市小学4年 女性)


公演履歴

■2005年

・ 1月16日
 入間市産業文化センター
 主催:第9回ドラマフェスタ in 入間実行委員会・入間市・入間市教育委員会

・ 3月 9日
狭山市立入間川幼稚園・体育室
 主催:狭山市立入間川幼稚園


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